なぜカタカナ英語は通じないのか? -その3つの理由-
日本語のカタカナ語、もしくはカタカナ英語と呼ばれるものは「伝わらない英語」の代名詞的に使われます。
日本人が英語を話す際に、ある意味1つの取っ掛かりとして使われるものがカタカナ語だと思いますが、それが伝わらないと言うことに結びついてしまうのでは困りますね。
では、なぜカタカナ語はネイティブには通じないのでしょう?それには3つの理由があります。
カタカナ語がネイティブに通じない3つの理由
まずは簡単に大まかな3つの分類に分けてみました。
1. 間違った意味だから
2. 発音とは違うカタカナになっているから
3. 音が違うから
3は2と似ていますが、2のように全く違う発音になっているワケではなく、比較的正しい発音でカタカナで表記されているが、カタカナ読み(日本語発音)してしまうためネイティブには通じないモノを指します。
続いてこれらの3つの理由を、さらに細分化して詳しく見てみましょう。
1. 間違った意味だから
1-1 和製英語
サラリーマン
マイブーム など
1-2 英語以外の外国語
パン
アルバイト など
1-3 間違った意味で日本に浸透してしまったもの
スマート
マンション など
(「特定のケースのみに意味が通じるもの」もこの分類の小分類に入りますが、「特定のケースでは通じるので今回は除外しています)
2. 発音とは違うカタカナになっているから
本来の発音とはかけ離れた間違った表記になっているから。
2-1 本来の発音とはかけ離れた間違った表記
ウイルス(virus)
テーマ(theme) など
2-2 短縮形
もとの英語を日本人風に短縮したもの(1-1和製英語に分類しても良いかも知れません)
リモコン
コンビニ など
3. 音が違うから
2のように全く違う発音ではなく、比較的正しい発音のカタカナ表記だがカタカナ読み(日本語発音)してしまうためネイティブには通じない。
3-1「L・R・V・TH」など日本語にはない音
think
love など
3-2 比較的英語の発音に近いカタカナだが、カタカナ発音してしまっているため
cut
sit など
理由の分類ごとの記事
これまでも上記の分類に基づいた、通じないカタカナ語に関する記事をいくつか書いてきました。そのいくつをかを下記に紹介します。
「1. 間違った意味だから 」に関連する記事
「2. 発音とは違うカタカナになっているから」に関連する記事
とりあえず現段階での記事のみを紹介しました。今後もこれらの分類に基づいて、通じないカタカナ語の記事を書き足していくつもりです。(こちらのリストは更新しないと思います)
カタカナ語でも通じる英語にできる
できれば我々が1番慣れ親しんでいるカタカナ語がそのまま英語でも使えれば、英語を習得するプロセスも若干楽になりますよね。
そうするためには、逆に言えば上記の3つをクリアすれば良い、と言うことになります。そうすればカタカナ語でも「使える・通じる英語」に対してのとっかかりになると私は思っています。
今回のまとめ
今回はカタカナ語が通じない理由を明確化することが主な目的でした。
理由が明確化になったことにより、逆に何をクリアすれば伝わる英語にできるか?と言う具体的な道筋が見えたのではないでしょうか?
今回はここまでで終わりし、次回はまだ触れていない「3-2 比較的英語の発音に近いカタカナだが、カタカナ発音してしまっているため」についての記事を書きたいと思います。
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