間違ったカタカナ語 ー英語名の俳優やアーティストの人物名の誤表記ー
英語を日本語で表現するにはカタカナを使用する必要があります。
英語の発音に該当する文字が日本語にはない等の理由で、カタカナで正確に表記できないモノもありますが、今回はそれ以前のレベルで、「これは明らかに間違いだろ〜」と言った、カタカナ表記が本来の英語の発音とかけ離れてしまっている、というか、もう別物になってしまっているモノの話です。
その中でも今回のテーマは人物名とグループ名です。
これはファンとして許せない、や「これでは本人たちに失礼」と思われる位間違っている英語の人物名の誤表記と、その正しい発音(表記)を紹介します。(中には細かい違いもありますが)
ちなみにここで紹介するものは、日本語にはない「L・R」の違いや、「B・V」の違い、また「th」の発音等は除外しておいても、あまりにも違いすぎる人物名・グループ名の一覧です。
ちなみに実際の発音が聞けたほうがいいと思い、動画を作りYouTubeで公開しました。このブログとはカテゴリー分けが違いますが、とりあえずこちらは一般的なファーストネームのカタカナ表記が間違っているものを紹介しています。
ラストネーム・ ファーストネームとは
これは日本人の誰もが知っている基本的な知識だと思っていたのですが、意外とこれを知らない人が多いと言うことに最近気づかされたので、一応解説しておきます。
ラストネームと言うのは日本語で言う苗字に当たります。英語の場合日本語と逆で、名前→苗字の順順になっているので、例えばトム・クルーズならば、トムがファーストネームで、クルーズがラストネームになります。
ファースト(最初)に来るのでファーストネーム。ラスト(最後) に来るのでラストネームですね。
ファーストネームが違う
Sigourney Weaver → X シガニー・ウィーバー
→○ サゴーニー・ウィーバー
映画「エイリアン」などで有名な女優ですが、「シガニー」はめっちゃ間違っています。正しくは「サゴーニー」です。
「サゴ」と続けて言うより「サ」と「ゴ」を分けて言う感じで、「サ ゴーニー」と発音した方が本来の音に近いです。
Cher(歌手) → X シェール
→○ シェアー
どこをどう間違って「シェール」になったのか分かりませんが、全く違います。(フランス語発音?)
正しくは「シェアー」です。日本でも最近よく使われるようになった「分ける」と言う意味の「share(シェア)」と全く同じ発音です。 ちなみに日本語では「シェアする」と言うように後を伸ばしませんが、実際は「シェアー」と伸ばした方が正しいです。(伸ばすと言うより、その部分が「R」の発音に該当するのですが)
Naomi Campbell → X ナオミ・キャンベル
→○ ネオミ・キャンベル
「ええ?ナオミのどこが間違ってるの?てか日本語の名前じゃん!?」っと思った方、 実は「Naomi」は 日本語から来ているのではありません。私も初めて「Naomi」 と聞いた時は「ひょっとして日本語の名前が英語化された?」っと思いました。
「Naomi」は実は「美しさ、優しさ、快さ」などを意味するヘブライ語から来た名前なのです。
「Naomi」の カタカナ表記が「ナオミ」で間違っていると言うのは、ある意味やや正確ではありません。 と言うのは「Naomi」の本来の発音は「ナオミ」で良いようです。
しかしアメリカでは「Naomi」の「Na」の部分を「name」の「na」のように「ネオミ」に近い形で発音されます。
Kevin Costner → X ケビン(ケヴィン)・コスナー
→○ ケブン・コスナー
「ケビン」、「ケヴィン」ともに間違って聞こえてしまいます。「B」と「V」の違いは置いておいて、「ケブン」と言った方が近いでしょう。 スペル的には「ケビン」の方が正しく思えますが、日本人が「ケビン」と発音すると、どちらかと言うと「cabin」に近く聞こえます。 私は帰国後しばらくは、この「ケビン」が 何を指しているのかわかりませんでした。
Christina Applegate → X クリスティナ・アップルゲイト
→○ クリスティーナ・アップルゲイト
細かい話ですが、日本のWikiでも「クリスティナ」となっていますが、 正確には「クリスティーナ」と伸ばします。Tinaの場合は「ティナ」で伸ばさないでもOKなのですが(それでも本来は若干伸ばしますが)、「Christina」となった場合は「クリスティナ」と伸ばさないカタカナだと不自然に聞こえます。
Michelle Pfeiffer → X ミシェル・ファイファー
→○ ミッシェル・ファイファー
これも細かいところですが、正しくは「ミッシェル」です。「Mi」「chelle」と分けて発音するので「ミ」と「シェル」の間には「ッ」が入ります。「ミシェル」だと、なんとなくフランス語に聞こえてしまいます。
Chloe →X クロエ
→○ クローイ
有名人で誰がと言うことでは無いのですが、ドラマ「24」での登場人物の名前です。
日本で「24」が放送され、日本中が「24」で湧いていた頃、吹き替えで見ていた人とドラマの話をするのに、毎回彼女の名前を言い換えないといけないので困りました。
あ、ちなみにCloeは女性の名前です。日本ではもろにローマ字読みで「クロエ」となっていたようですが、正しくは「クローイ」です。
ちなみに「Chloé」と「é」になっているのはフランス語なので、 その場合の正確な発音は、フランス語は分からないので念のためGoogleで「Chloé」のフランス語の発音を確認したところ、それもやはり「クローイ」でした。(「イ」が英語よりも若干「エ」との中間と言う感じではありましたが。)
日本ではフランスのブランド「Chloé」も「クロエ」として有名になっちゃってるんですね。いいのかな?
Martin →X マーチン
→○ マーティン/マー(ト)ゥウン
ある意味人物名な話では無いのですが、「Martin」 は人物名のファーストネームでもラストネームでもよく使われる名前です。不思議なのは、この「Martin」が人物名に使われる場合、「マーティン」と(ある程度) 正しく表記されるのですが、ギター・メーカーの「Martin」は「マーティン」と表記されることもありますが、「マーチン」と表記されることが多いです。そして話し言葉では圧倒的に「マーチン」と言う人が多いです。
同じ「Martin」なのに不思議ですね。
私は「マーチン」の「チン」が特に気持ち悪くてしょうがありません。
ちなみに「『マーティン』はある程度正しい」、と書きましたが、「マーティン」は全く許容範囲内なのですが、実際の発音は(これはアメリカ発音だと思いますが)「マー(ト)ゥウン」のような、アメリカ特有の「t」が発音されない感じで発音されるのが一般的ですね。
Kalvin →X カルヴィン/カルバン
→○ キャルベン/キャルバン
このファーストネームを使っている有名人は多いですが、「カルヴィン/カルバン」ともに間違いです。 正しくは「キャルベン」「キャルバン」 といった感じでしょうか。
「Kal」の部分を「キャル」にしないで「カル」とするのは「California」を「キャリフォーニア」とせず「カリフォルニア」とするのと同じ戦法でしょうか?
また「vin」の部分が、スペル通りの「ヴィン」ではなく「ベン」「バン」が正しいというのは、「Kevin」の時と似ていますね。
やや余談ですが、以前テレビで大正時代の日本政府の公式文書を見ました。そこには「カリフォルニア」ではなく「キャリフォルニア」と表記されていました。大正時代の方が現在よりも正しい表記をしていたのですね。
と言うか、あの頃の方が変な英語の知識がなかったので、純粋に聞こえた通りに表記すると言う、本来あるべき方法がとられていたのでしょう。日本はどこで間違った方向に持っていってしまったのでしょうか?
Sinead O'Connor →X シニード/シネイド・オコナー
→○ シェネード・オコナー
ある意味音楽会から追放されてしまったような彼女の名前を聞くことは今ではまずないでしょうが、一時期、一世を風靡したSinead O'Connor。
「シニード」「シネイド」と、2通りで表記されますが、どちらも間違いです。(「シネイド」の方が近い)
ある意味「シネイド」は 間違いとは言えないかもしれません。しかし、「Si」(シィ)「nead」(ネード)と 発音されるので(「sin(罪)」の発音の「si」)「シェネード」が1番近いでしょう。「シニード」では絶対ネイティブには通じません。
有名人のファーストネームのカタカナ表記が間違っているものを紹介しているYouTube動画も作りました。
実際の発音を聞いてみてください。
ラストネームが違う
Dan Aykroyd →X ダン・エイクロイド
→○ ダン・アクロイド
これが、さも正しいかのように、どこでも「ダン・エイクロイド」と表記されていますが、 正しくは「アクロイド」です。
「Akroyd」と表記されていなく「Ayk」となっているので、「なんか特別な読み方をするのかな?」と、勝手な想像力を働かせてしまったのですかね?それにしても「エイク」の「エ」はどこから来た?と思ってしまします。
いろいろな映画に出演している超有名品人なだけに、いろいろなところで見てしまい、とっても気になってしまいます。
Kurt Cobain → X カート・コバーン
→○ カート・コベイン
どこをどう間違えたら「bain」が「バーン」になるのか、全く理解できません。スペルの通り「コベイン」です。もしくは「コベーイン」(「ー」はかなり短か目に伸ばす)。
この人もロック界では有名なだけに、本人もかわいそうですが、その間違った名前で覚えさせられてしまったファンもかわいそう…
ちなみに下でも紹介しますが、この人のバンド「Nirvana」のカタカナ表記も日本語では変な発音になっています。ダブルでかわいそう。
Warren Beatty → X ウォーレン・ビーティー
→○ ウォーレン・ベイティ
超大物俳優ですが、一時期は「ビーティー」と表記され、ひどい時は「ビューティ」とまで表記されていたWarren Beattyですが、あまりの大物だったからか、最近では「ベイティ」と正しく表記されるように変更されています。
(確かに「Beat + ty」で「ビート+ティ」としたい気持ちも分からんではないですが…)
実は私はWarren Beattyが日本のテレビで出演していたのを、たまたま見たのですが、そこで彼は彼のラストネームの正しい発音はどれか? と言うインタビューを受けていました。インタビュー側が「日本では『ビーティー』や『ビューティ』とされていますが…」と質問するのに対し、Warren Beattyが正しい発音で正していました。
ひょっとして、あれはWarren Beattyや番組側が、日本で間違った発音が横行しているのを訂正する意図で流したのかな?っと思っています。
しかしGoogleでの結果の右側に「概要」という欄が出て来るのですが、そこでは娘たちの名前は「ビーティー」のままです…親子なのに苗字の表記が違うなんておかしすぎるだろ…
Matthew Broderick → X マシュー・ブロデリック
「フェリスはある朝突然に(Ferris Bueller's Day Off)」で有名な俳優ですが、この映画の 日本語タイトルもどうにかならないかなと思ってしまいますが… 「ある朝突然に何が起きるんだろう?」とミスリードするタイトルに感じてしまいます。実際私はかなりミスリードされ「中身と全然違うじゃん!?」と思ってしまいました。
さて肝心の 正しい発音は「ブロドリック」です。確かに「e」があるのですが、これは発音されず「drick」と発音します。
有名人のラストネームのカタカナ表記が間違っているものを紹介しているYouTube動画はこれです。
実際の発音を聞いてみてください。
バンド名グループ名の誤表記
The Supremes → X ザ・スプリームス/シュープリームス
→○ ザ・サプリームス
ダイアナ・ロスがいた超有名なグループですね。近年では映画「ドリームガールズ」のモデルとなったグループとして、若い世代も知るようになったと思います。
「ザ・スプリームス/シュープリームス」ともに間違え。「シュープリームス」に至っては論外!一体どこから「シュー」となるのでしょう?
私は「シュープリームス」と初めて聞いたとき、シュークリームの話をしてるのかと本気で思いました。
今でも「シュープリームス」と聞くと、頭の中に最初に浮かぶイメージは、「スプマンテ」とも重なり「泡泡のシュークリーム」です(どんなん?)。
昔は圧倒的に「シュープリームス」 と表記されることが多かったのですが、最近では「スプリームス」に 訂正(?)されたんでしょうか?訂正されてもなお間違ってるってどう言うこと? と思ってしまいますが…
正しくは「サプリームス」です。「sup」は最近ではスタンドアップパドルを「SUP (サップ)」と言ったり、「supplement(サプリメント)」でも馴染んできたように「サプ」と発音します。
(ちなみに別の話ですが、「サプリメント」は、それはそれで間違っており、正しくはスペル通り「サプルメント」なんですが、これは「リ」に近く聞こえると言うのはある程度理解出来ます。)
Lynyrd Skynyrd → X レーナード・スキナード
→○ レナード・スキナード
レジェンド的なバンドですが、 このバンド名、アメリカでも最初の頃は「なんて発音するの?」と思われていたバンドです。しかしアメリカでは知らない人はいない位有名なバンドになった今では(というか40年以上前から)誰も間違えません。
正しくは最初は伸ばさず、「レナード・スキナード」です。
アメリカでは誰も間違えないとは言ったものの、実は最初のスペルが「Lyn」と「Lyne(人名:リン)に似ているため「リナード」と「リ」に近い感じで発音するのが正しい、と言い張る人もいます。
Nirvana → X ニルヴァーナ/ニルバーナ
→○ ナーバ(ヴァ)ーナ
上でもちょっと言及したNirvanaですが、 日本語では抑揚がないので「ニルヴァーナ」の「ニル」が強すぎるんでしょうね。
私は「Nirvana」は知ってはいましたが、日本の友人に「ニルバーナ知ってる?知らないの?ダセぇ〜」と言われた時、「煮る薔薇?」「煮る婆や?」と思ってしまいました。
今抑揚の話をしましたが、ストレスは「va」にかかるので、「Nir」の部分は発音されないくらい小さ目に発音されます。
そして「Nir」の部分は「nervous(ナーバス)」と同じ「ナー」で「ナーバ(ヴァ)ーナ」 が正しい発音です。日本語では抑揚が均等なのに加え、子音で終わっている文字も母音を付け加えて日本語発音にしてしまい(「Nir」(ナー)→「Nir(u)」(ニル))となり、 結果、元の発音とは違うものになってしまうという、典型的なケースですね。
Guns N' Roses → X ガンズ・アンド・ローゼズ
→○ ガンズ・ン・ローゼズ
ちょっと傾向の違ったモノですが、こちらも有名なバンドですが、バンド自身が「Guns N' Roses」とワザワザ「 N' 」で名乗っているのに、なぜか日本語では「アンド」にしている事がまったく理解できません。
日本語には「ロックンロール」と言う言葉がなく、必ず「ロックアンドロール」と言わないと通じない、と言う決まりがあるのならまだ理解は出来るのですが…
日本では「ガンズ」と略されて呼ばれることが多いのですが、私はその略が何か別のものを指しているようで嫌だったので、「Guns N' Roses」と表記されているので、当然日本でも「ロックンロール」のように「ガンズンローゼズ」と言うのだろうと思い、そう言ったら、「ヒュ〜さすが〜かっこいい〜」と言われてしましました。そこで初めて日本では「ガンズ・アンド・ローゼズ」と言うという事を知りました。
「ZZ Top」は「 ゼット・ゼット・トップ」ではなく、「ジィー・ジィー・トップ」と言うのに…不思議な話ですね。
Red Hot Chili Peppers
どうでも良い閑話ですが、「Red Hot Chili Peppers」は「レッチリ」と、日本人の大好きなカタカナ4文字に略されて言われますが、私は「レッチリ」と聞くと、どうしても「てっちり」(ふぐ鍋)が頭に浮かんでしまい、日本酒が飲みたくなります。
もうここまで浸透しているので諦めている名前
ここからは、明らかに発音と違っているが、日本の中でここまで一般的に浸透してしまったので、もはやもう諦めるしかない、と思っているカタカナ表記です。
Michael Jackson → X マイケル・ジャクソン
→○ マイコー・ジャクソン
これはよく知られている内容ですが、「Michael」は「マイコー」に近いですね。
White Snake → X ホワイト・スネイク
→○ ワイト・スネイク
これもあまりにも有名な話ですが「white」の発音は「ワイト」に近いと思います。
「ホ」は一体どこから来たんだ?と思ってしまいます。「w」の発音をなんとか入れたかったのだとは思いますが、それにしても本当に聞こえた通りに表記すのだったら「ホ」 なんて聞こえないハズなのですか…
同じ「wh」で始まる「what」は、わざとベタベタの日本語発音で笑いを取るときに「ホワット」と言い、それ以外では「ワット」とされるのが随分前から通常となってきましたが、なぜかホワイトの「ホ」だけは取れないままですね…
もう諦めるしかないのでしょうが、 私の大好きなギタリストにPeter Whiteという人がいますが、やはりそれを「 ピーター・ホワイト」と書かなければいけないのか… と思うと諦めきれません。
Daryl Hall → X ダリル・ホール
→○ ダロー/デェロォ・ホール
「ホール&オーツ」(Daryl Hall & John Oates)の名で知られる2人組の有名なロック歌手のうちの1人、Daryl Hall の「Daryl」ですが、これが「ダリル」となってしまうのは、もうしょうがないと思います。
と言うのは、「Daryl」は他にも「Darryl」や「Darrel」などと表記されるのですが(全て同じ発音)、 日本語にはない「R」と「L」が連なっているため、ある意味、日本語表記不可と思われるからです。
あえて発音通りカタカナで表記するなら「ダロー」や「デェロォ」が近いと思います。
番外編
John Doe → X ジョン・ドゥ
→○ ジョン・ドウ
番外編 としたのは「John Doe」は、わかりやすい日本語にすると「名無しの権兵衛」とされますが、氏名・身元不明の人を指すときに使われる仮の名前だからです。
これをわざわざここで書いたのは、ついこの前まで放送されていたTBS日曜劇場『アトムの童(こ)』で「John Doe」 と言う名前が使われていたのですが、これが何故か「ジョン・ドウ 」ではなく「ジョン・ドゥ 」と 発音されていたのです。
文字が小さいので違いがわかりますか?「ドウ 」と「ドゥ」で、「ウ」が大文字か小文字の違いです。(大文字・小文字って言うのかな?)
ドラマ自体はとても面白いドラマだったのですが、登場人物たちが「ジョン・ドゥ 」と言うたびに幻滅というか、白けてしまいました。
「ドゥ」では「Do」ですよね?「John Do」ってDo動詞だったとしても「John Does」になるハズだし…っと 支離滅裂な音が続くことによって頭の中を混乱させられました。
そのことで初めて気づきましたが、日本語の「ド」という文字は、 次に何が続くかによって発音が変わるんですね?
ドラマの中で1回だけ外国人が「John Doe」と発音するシーンがありました。 当然彼は「ジョン・ドウ 」と 発音していましたが、それでも他の日本人キャラはそれ以降もずっと「ジョン・ドゥ 」と 発音し続けていました。間違いでもその間違いを貫く姿勢は、ある意味あっぱれ。
唯一の懸念は、このドラマをきっかけに「ホワイト」のように「ジョン・ドゥ 」 が日本で定着しないといいな〜と思っています。
カタカナ表記と正しい発音について
紹介したモノの中には、あまりにも誤表記に慣れてしまっているため、「えーほんとなの〜?」 と思うものもあったかもしれません。
また中には英語が話せる人で、私のカタカナ表記について「もっとこうだ」と若干の異論を感じる方もいるかもしれません。そこはやはりカタカナなので、表現の仕方に限度や個人差はあると思います。 しかし間違っているものは明らかに間違っていると言う事で同意はされるはずです。
私の書いた正しいカタカナ表記に疑問を感じた方は、ご自身で調べてみてはいかがでしょう?
今は便利な時代でネットで簡単に調べられますね。Google翻訳に単語を入れて音声を再生することもできますし、例えば「Dan Aykroyd pronunciation」と検索をすれば(人物名は英語で入力)英語のサイトが表示され、そこで正しい発音を確かめることができます。
驚いたことに、正しい発音のYouTube動画まで結構あるんですね。
まとめ
さていろいろと書きましたが、ある意味不思議なことに、日本では英語やヨーロッパの言語で「これが正しい」といった話をすると、「ヒュ〜かっこいい〜」と茶化されたり、お高くとまって鼻持ちならないヤツのように思われたりする傾向が強いですね。不思議と、アジアの言語で同じようなこと言ってもそうはなりません。
ちょっと話はズレますが、私はそれが日本人が全体として英語が話せなかったり、ベタベタな日本語発音の英語しか話せない理由の1つと考えています。
私がここでこういった話をしたのは、別に自分が正しいと主張したかったり、自分の知識をひけらかしたかったのではなく、単純に間違ったものは間違ったものとしてしか聞こえないからです。そして間違ったものを、あたかも正しいモノのように言われても、それは受け入れられないし、単純に気持ちが悪いからです。
皆さんも例えば「The Beatles」が「ザ・ビアトレス」になっていたり、「The Rolling Stones」が「ザ・ロルリング・ストーネス」、「Bob Dylan」が「ボブ・ダイラン」になっていたら嫌でしょう?単純に「それは違うよね?」と言いたくなると思います。
日本で「ヒュ〜」と茶化されたり、お高いく取られないように、私は出来るだけ日本のカタカナ語を使うようにしていますが、それが明らかに間違っているものの時はそれを使うのには抵抗があります。
今回はある意味、そんな私のストレス発散の記事でもあったのかもしれません。ただ間違ったものが横行している世の中が少しでも正しい方向に向かえばと思っています。
何か大げさなことを言ってるような書き方になってしまいましたが、単純にカタカナ表記上での話で、特に名前に関しては、本人たちに失礼のないように正しく表記しましょうね、ということです。
“間違ったカタカナ語 ー英語名の俳優やアーティストの人物名の誤表記ー” に対して1件のコメントがあります。