クリスマス雰囲気を味わえるクリスマス映画リスト

こちらではザッとクリスマス雰囲気を味わえるクリスマス映画をリストでご紹介します。

ジングル・オール・ザ・ウェイ

Jingle All the Way

1996年

 ご存知シュワちゃんのクリスマス・ムービー。クリスマス・プレゼントを買い忘れていた父親が息子のために、大人気のおもちゃを手に入れるために大奮闘する、というお話。

 この映画がある意味で1番クリスマスらしさを感じるのにはいいのではないか、という位クリスマス色に溢れています。アメリカのクリスマス時期の慌ただしさは、まさにこんな感じ!とアメリカのクリスマスの雰囲気を肌で感じられます。

 別の記事でも紹介した、ブライアン・セッツァー・オーケストラの「ジングル・ベル」もこの映画のBGMで使われています。
 クリスマス的な映像満載なので、パーティーなどでBGV(バック・グランド・ビデオ)で流してもいいかもしれないですね。

クランク家のちょっと素敵なクリスマス

Christmas with the Kranks

2004年

 アメリカの人気コメディアン、ティム・アレンが主演のホリデー・コメディー映画。

あらすじ

クリスマス前に娘のブレアが平和部隊に参加するためペルーへと旅立ってしまった。
悲しむルーサー(ティム・アレン)は妻のノーラ(ジェイミー・リー・カーティス)に「今年はクリスマスを祝わずカリブ海へクルーズ旅行へ行こう。」と提案する。
クリスマスを祝わなくなった夫婦に対し、クリスマスを大切にしている街の人たちがなんとかクリスマスを祝わせようと対立するドタバタコメディー。
そしてクリスマスと関係のあるものすべてを排除していた夫婦のもとに、娘から「アメリカのクリスマスを味わいたい」と突然帰ってくるとの電話がある…

 ティム・アレンは別の大ヒットしたクリスマス映画、「サンタクロース」でも主演をしていますが、これが彼の映画デビュー作だったようです。

 若干ドタバタ・コメディーチックではありますが、ティム・アレンをはじめ、他のキャストも、もうそこそこの年齢なので、ある意味大人のドタバタ・コメディーと言う感じでしょうか?

 そんなドタバタの中にも、終盤に向かって心温まるストーリー展開にもっていくのはアメリカ映画の王道。
 すてきなホリデー気分に浸れます。

ライトアップ! イルミネーション大戦争

Deck the Halls

2006年

 もう最初のシーンから超クリスマスムード満載のファミリー・コメディー。(1番最初の診察室のシーンは除いて)。

あらすじ

クリスマス大好きで堅物のスティーブ(マシュー・ブロドリック)は伝統的なクリスマスを重んじ、完璧なクリスマスを演出することに拘る。
向かいに越してきたバディ(ダニー・デビート)はスティーブとは正反対の破天荒な性格。彼は宇宙からも見えるクリスマス・イルミネーションで家を飾ろうと思い立つ。
スティーブはミスター・クリスマスの称号をバディに奪われまいと必死になるが、その対立は徐々にエスカレートしていき…


 ダニー・デビートはいつもながらの面白い演技を見せてくれますが、「フェリスはある朝突然に(Ferris Bueller's Day Off)」で超いい加減男を演じていたマシュー・ブロドリックが、真面目な堅物の父親役をやると言うのも面白い。

 今年久しぶりに見返してみたが、思わず笑ってしまうシーンの連発。
 日本未公開のこの映画。クリスマスムードを感じるのに最適なお勧めのホリデー・コメディーです。

恋人達の予感

When Harry Met Sally

1989年

 あまりに有名な映画なので、わざわざ紹介する必要もないかと思いますが、この日本語タイトル「恋人達の予感」というのが、英語タイトルに慣らされている私からは、どの映画を指すのか毎回わからなくなるので、ある意味自分に対してのノート的な意味も込めてここで紹介します。

 原題は「When Harry Met Sally」。「ハリーとサリーが会った時」。「ハリーとサリーが会ったら…」「ハリーがサリーに出会うと…」と、いろいろと訳せますが、意味不明の「恋人達の予感」よりも、こちらの方がロマンチックで良い題名だと思ってしまいます。
 (余談ですがアメリカ人はこの映画のタイトルをよく「Harry Met Sally」と略して話します)

あらすじ

初対面でお互いに最悪の印象を持った ハリー(ビリー・クリスタル)とサリー(メグ・ライアン)が、「男女の間に友情は成立するか?」という疑問のもとに揺れ動く姿を11年に渡って描写するラブ・コメディの最高傑作。

 脚本のノーラ・エフロンは、これを機にこの後「めぐり逢えたら」「ユー・ガット・メール」などのトム・ハンクスとメグ・ライアンの一連のラブコメ・シリーズを世に送り出します。要するにこれが元祖!
 いずれも傑作ですが、私はやはりその中でもこの映画が1番の最高傑作だと思っています。

 トム・ハンクスも好きですが、ビリー・クリスタルとメグ・ライアンのやりとりが実際の夫婦になってもいいんでは?と思わせる位、絶妙なタイミングでやりとりされているのが この映画の魅力をさらに増しています。

 日本でも大人気となりましたが、アメリカではもっととんでもない人気となり、多くのアメリカ人が毎年ホリデーシーズンにこの映画を必ず見ます。
 私は最初は、この映画はどちらかと言うと秋の映画と思っていましたが、今ではやはりクリスマスにぴったりの映画だと思っています

セレンディピティ~恋人たちのニューヨーク~ 

Serendipity

2001年

 なんの前情報もなしに見ましたが、ここ数年の中では個人的に大ヒット。
 クリスマスの数日前に男女2人が出会い、お互いの運命を信じ名前も連絡先も告げづに別れて、再開できるかを試すというラブ・ストーリー。


 中半は時期がクリスマスから外れてしまいますが、やはりこれもクリスマス・シーズンを狙ったラブコメ映画。主演のケイト・ベッケンセールが可愛すぎる!
 サブタイトルに「恋人たちのニューヨーク」と上記の「恋人達の予感」シリーズ(あ〜このヘンテコ日本語タイトル使いたくない…)を連想させる下手な手を使ってることだけがマイナスポイントです。

 たしかに「セレンディピティ」だけでは 日本人には「なんのこと?」 なってしまうと思いますが(それは多くのアメリカ人にも同じこと) 言葉の響きを含め、そのミステリーチックな感じがいいんじゃないのか?と思うのですが…

 ただ中身は最高の胸キュンが味わえるクリスマス・ロマンスの傑作です。
恋人同士で見て気分を最高に高めてみては?あ、男性の場合、ケイト・ベッケンセールに恋をしないようご用心を…! 

34丁目の奇跡 (1994年版)

Miracle on 34th Street

1994年

 タイトルからも分かるように、名作「三十四丁目の奇跡」のリメイク版。(正式には日本語名ではオリジナル「三十四丁目の奇跡」と、94年版「34丁目の奇跡」とで漢数字と英数字で分けている模様。原題ではどちらも「Miracle on 34th Street」。)
 クリスマス一色のとってもクリスマスチックな映像満載の、ほのぼのとした感動を呼ぶ名作。

あらすじ

老舗デパートのコールズで働くシングルマザーのドリー(エリザベス・パーキン)はクリスマス・パレードに、その場に居合わせたサンタ似の老人クリス・クリングル(リチャード・アッテンボロー)にサンタ役を頼む。
自分を本物のサンタだと言うクリスに戸惑うドリーだったが、彼の人柄でコールズの売り上げは伸び、心を閉ざしていた娘も次第に心を開いていくようになる。
そんな中ライバル・デパートはクリスを貶める計画を立てる。

 映画「ビッグ(Big)」に主演していたエリザベス・パーキンが主演をつとめる。
 (当然)ちょっとおばさんになっているが、彼女の相変わらずのかわいさだけでも見る価値あり!(そんなことばかり言ってる気が…)

 クリスの振る舞いや言葉を聞いていると、本当にこの人がサンタなんじゃないの?と思わせられる見事な脚本と演出。これがクリスマス・マジックと言うものだろう

サンタクロースになった少年

フィンランド語: Joulutarina、英語: Christmas Story

2007年

 クリスマスの本場フィンランドの映画です。

 なんとも感動的な心温まる名作、と言う感じのお話ですが、時代が昔の設定なこともあり、全体を通して話や映像がやや暗いという感じを受けます。なので華やかなクリスマスを求める方には向いていないかもしれません。

 しんみりとクリスマスの精神を心に染み込ませたい方には超お勧めです。

あらすじ

クリスマスに家族を亡くし孤児になった少年ニコラスは、1年ずつ村の各々の家族と暮らすことになる。
毎年クリスマスに次の家族のへ引き取られる際、お世話になった家の子供たちに手作りの玩具を贈っていた。
数年が経ち、行き場を失ったニコラスは子供嫌いの家具職人のイーサッキに引き取られる。
ニコラスに厳しくあたるイーサッキだったが、真面目で素直なニコラスを徐々に気に入り…

 日本語名からもわかるように、サンタクロースの誕生の物語という設定です。
 「本場フィンランドでのサンタクロースの誕生の物語なら見るっきゃない!」と見ました。

 ニコラスが大人になるまでが描かれていますが、昔の物のなかった時代の物語なので、家やおもちゃなどはとても質素です。

 そんな中でも彼の工房(?)のシーンなどは思わずホーっとため息をついてしまうようなファンタジー映像でとても素晴らしいです。

ファインディング・メリー

ノルウェー語: Snekker Andersen og den vesle bygda som glømte at det var jul、英語: Forgotten Christmas

2019年

 こちらもクリスマスの本番ノルウェーの作品。
 ノルウェーのある小さな村では、人々がすぐに物事を忘れてしまう、というなんとも奇妙な設定の物語。

あらすじ

 クリスマスが近づくが、村人はクリスマスのことも忘れている。そんな中唯一、何かがおかしいと感じる主人公の少女エリーサ。彼女はクリスマスというモノを村人たちに伝えることができるのか?

 なんとも不思議で現実感のない設定ですが、とても素敵な世界観が描かれていて個人的には大ヒット。「サンタクロースになった少年」と同じ北欧なので、やはりどこか北欧チックな暗さのようなものは漂っていますが、こちらは基本は絵本チックなファンタジーさが基調となっています。
 北欧のかわいいお家なども素敵で、素晴らしいクリスマスの雰囲気を味わえます。
 唯一、個人的な話ですが、私の大嫌いなネズミが登場するシーンがあったので、そこはマイナス。そんなに登場するわけではないので、目のフォーカスをそこに当てずに何とか乗り切れました。

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