クリスマスに聴くべき BEST クリスマスソングス＆アルバムス2

　あまりにも有名でわざわざ紹介する必要もないかと思われるこの「A Very Special Christmas」シリーズ。このアルバムジャケットは誰しもがいちどは目にしたことがあるのではないだろうか。

　それでもやはりクリスマスアルバムはそれを除いては語れない語れないと言うことかな一応ここでも紹介する。

　前回紹介したBand Aidの影響で始まったと思われる「クリスマス・エイド」の第１弾。

　ジャケットに故Keith Haring（キース・へリング）のイラストが使われたことでも話題を呼んだ。
　見て貰えば分かると思うが、中身・参加アーティストともに豪華。

　全体的に原曲からかなりアレンジされているバージョンも多いが、一応スタンダード系もほどよくカバーされている。

　6のジョン・メレンキャンプに至ってはほぼ別の歌？と言うほど原曲の形をとどめていない。

　しかし１のポインター・シスターズのバージョンの様に、逆に今ではこっちがスタンダード？ と思うほどの耳馴染みのあるアレンジになっている。（Motownのバージョンに近いから、というのもあるのかな？）

　個人的には５曲目のプリテンダーズの曲がベスト。胸にキュンとくる感じで、もの悲しく歌い上げている。

　９のU2も超いいです。 こういうシンプルなメロディで作られた名曲と言うのはクリスマスソングの特徴だと思う。

　オリジナルはDarlene Love（ダーレン・ラヴ）だが、「持ち曲？」 と思えるほどU2に合っている。U2が 取り上げたことでこれ以降、Mariah Carey（マライア・キャリー）やMichael Bublé（マイケル・ブーブレ）などによってもカバーされている。

　さいごにスティービー・ニックスが静かにSilent Nightで締める構成がすばらしい。大御所的貫禄を見せつけてくれてます。

全15曲も入ってかなりお値打ちと思われる。

＊ちなみに頭で「A Very Special Christmas, Vol. 1 & Vol. 2」としながらも、 このアルバムタイトルには「Vol. 1」というのが付いていないのは、 結果からしてシリーズ化されたが、この1枚目ををリリースした当時はまだシリーズ化されることになっていなかったからだ。
　このアルバムがヒットを飛ばしたことによって、のちにシリーズ化されたということを考えると、やはりこのアルバムはそれなりに評価される内容だと言うことになる。

　続けて上のアルバムの第２弾もご紹介。
こちらは１枚目の前作とは方向性を変えたのか、前作と比べ原曲に近い感じの曲が多めの印象。アレンジの良さが光っている気がします。
　それでも各アーティストが良い意味で個性を主張。


２のRandy Travis（ランディー・トラビス）や６のボン・ジョビのアレンジは個人的に各曲の一番好きなアレンジバージョンです。と言うか非常にうまくまとめ上げられていると思う。これを聞いてBon Jovi（ボン・ジョビ）を見直してしまった。

　Run-D.M.C.と Jon Bon Joviは１作目に引き続き参戦。その他も相変わらず豪華な アーティストの顔ぶれだ。
　あれ？１作目は「Bon Jovi」で２作目は「Jon Bon Jovi」と「個人で」になってる…確かMVでRichie Sambora（リッチー・サンボラ：バンドの方のBon Joviのギタリスト）がギター弾いてた気がしたけど…気のせい？

　今回も19曲も入っての太っ腹！
　上の１枚目と、この２枚目揃えりゃあ、ロックのクリマス・ソングはほぼ全カバーかな？