本場のクリスマスを感じられるオススメ海外ドラマ5

ドラマ「アルフ (ALF)」クリスマス・エピソード・リスト

ALF

 なぜNHKがこのドラマを選んだのか若干よく分かりませんが、これもNHKで昔放送されていたドラマですね。

 ドラマ「アルフ(ALF)」は、ある日突然UFOごと落下してきたエイリアン、アルフが他の地球人に見つからないようにタナー家に居候すると言うコメディ・ドラマです。

 この宇宙人アルフが主人公なのですが、このアルフ、なんとも見た目が可愛くない。毛むくじゃらの茶色いアリクイのような感じで、私には干し芋のようにしか見えません。

 そして、性格が生意気で口が悪い。
 その一方裏では、どこかで根は曲がっていなかったり、思いやりの心のようなものも持っている。そんなギャップが魅力的なのでしょうか?

 まぁ番組の笑いのほとんどは、彼のセリフや彼の言い方で取っているようなものなので、やはりそれなりに主人公としての格のようなものを持っているのでしょう。
 私もハマったとまでは言えませんが、当時は定期的に見ていました。

 キャベツ畑人形(?)(Cabbage Head Dollsのことですが)が流行るような国アメリカなので、アルフの見た目もオーケーなのでしょうが、あまり日本人ウケするとは思えない見た目の主人公のドラマを日本に輸入するとは、NHKも度胸があるな〜と思いました。
 まあ、日本も「キモカワ」キャラなど一時期から流行り出し、今でも根強い人気がありますが…

 本国アメリカでは1986年〜1990年にかけて4シーズンにわたりシーズンにわたり放送されましたが、日本では1989年から1995年まで不定期に放送され、その後、連続的に放送全100話放送されたそうです。

 日本語版の吹き替えでは主人公のアルフを所ジョージ、お父さん役を小松政夫が担当していたのは興味深いですね。

 この「全100話」というのが、ある意味正確であるか分かりませんが、と言うのは「大草原の小さな家」の時も同じような話がありましたが、日本とアメリカで話数の数え方に若干の違いがある場合があるからです。
 アメリカのサイトではトータル102話あります。

 今回ここで紹介するクリスマスエピソードは、
アメリカではシーズン2の12話と13話で前後編として放送された、「アルフのクリスマスプレゼント」というエピソードです。

 日本ではこのエピソードは、日本の本放送からおよそ20年後に「幻の最終回」として初めて放送されたようです。
 なるほど。この2話を足してアメリカの102話と一緒になりますね。

 私もこの日本での放送を日本で見ました。あれからもう20年経っていたのかと驚いたとともに、なぜかこのエピソードが日本未公開だったと言うこともそこで初めて知り驚きました。
 ちなみにこのエピソードは日本では2021年にも再放送されました。

なぜか「ファイナル・スペシャル」だけPrime Videoであります。
映像が映画のようでマーティン・シーンなんかも出てて、なんかいきなりスゴいんですけど…
Prime会員は現在(22年12月)無料で見れます。

Season 2 | Episode 12, 13

ALF's Special Christmas

「アルフのクリスマスプレゼント」

タナー家は父ウィイリーが子供の頃に過ごした山小屋でクリスマスを過ごすことにした。そこにその山小屋を管理してくれていたフォーリーがやってくる。
どこか沈んだ様子のフォーリーは去り際に彼の妻が最近死んだことをボソっとタナー家に告げる。
アルフはフォーリーのトラックの中に積んであったたくさんのクリスマスプレゼントを見つけ、そこを物色し始めるが、フォーリーはそれに気づかずアルフを乗せたまま病院へ向かう。
病院ではフォーリーがサンタの役をして、入院している子供たちにギフトを配っていた。アルフもプレゼントの人形と間違われティファニーと言う女の子に渡される。
アルフはティファニーに 自分の正体を告げ病院を去ろうとする。
そんな時アルフは偶然、医者がティファニーの余命が長くないことを話しているの聞いてしまう

日本では「幻の最終回」として本放送の20年後に別に放送された「アルフのクリスマスプレゼント」もこちらには通常に収録されていた。
『第12話 アルフのクリスマス・プレゼント(前後編)NEW!!』と掲載されている、

 アメリカでの人気の秘密はやはり先にも書いたように、アルフのセリフでしょう。やや乱暴な 喋り方で皮肉を込めてベラベラと喋る感じは、アメリカ人が大好きな口調です。口は悪いが、どこか憎めない。それは若干、日本人が江戸っ子に対して感じるようなものに似ているのかもしれません。

 今回もアルフの毒舌トークが炸裂しますが、やはりのこのエピソードの見所は、ややツッパった感じのアンチヒーローのアルフが、ティファニーの状況に心打たれ、寂しそうな表情を見せるシーン。そして そんな絶望的な状況の中、そんなことを感じさせないような普段通りの姿勢で入院生活を送っているティファニーの姿や、妻を亡くして初めてのクリスマスを迎えるフォーリーなど、華やかなクリスマスの裏に常に存在する、人生の悲しい事実がスペシャルと呼ぶにふさわしい、心に響くエピソードにしていると思います。


 そして基本はコメディーなので、悲しいだけではなく笑いも取るところではちゃんと取っています。

 さて今回の記事のタイトルには、いつも通り「クリスマス・エピソード・リスト」と書いていますが、実は私はアルフのクリスマスエピソードは、このエピソードしか見たことがないと思います。

 前記したように、そこまでハマっていたわけではないので、全話を全て見たかと言われるとヤヤ自信がありませんが、多分ほぼ全話を見ているはずです。

 それでもその他のクリスマスエピソードが記憶にないと言う事は、このクリスマスエピソードがあまりにも印象的だったため、他のエピソードが記憶に残っていないのか、その他はそれほどクリスマスっぽくないエピソードだったのか、もしくはたまたまそのエピソードだけ見逃していたのか、のどれかだと思います。

Season 1 | Episode 12

Oh, Tannerbaum

高くついたブランド物

 念のため今回アルフのエピソード・リストを見直してみたのですが、タイトルからのみ判断するとどうやら…
 シーズン1の第12話「高くついたブランド物(Oh, Tannerbaum)」のみがクリスマスっぽいタイトルになっています。

 しかし、英語のタイトルはクリスマスを連想させるタイトルですが、日本語のタイトルが全くクリスマスに関係のないようなタイトルになっているので、実際どの程度クリスマスっぽいのかは分かりません。すみません。
 何かの機会にこのエピソードを見ることがあれば、ここに追記したいと思います。

 ただ今回のエピソードは森の中の山小屋でクリスマスを過ごす話なので、雪などもありクリスマスっぽいですが、タナー家は普段カリフォルニアに住んでいるので、クリスマスといっても太陽の輝く暖かい気候の中でのクリスマスだと思うので、どっち道クリスマスっぽい見た目にはなってはいないと思います。

 そんな感じで「リスト」と言いながら1話(正確には前後編の2話) しかしか紹介できませんでしたが、このエピソードはそれなりに心に響くものだと思います。今でもアメリカではこのエピソードについて語り継がれているほどです。こんな、ちょっと心に響くようなコメディードラマのクリスマス・エピソードをクリスマスに見てみるのも良いのではないでしょうか?

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