大人も子供も楽しめるクリスマスアニメ2
Tom & Jerry: The Night Before Christmas
トムとジェリー メリー・クリスマス
これまたアメリカでのクラシック・クリスマス・アニメ。
日本でもお馴染みのトムとジェリーの「The Night Before Christmas」(日本語タイトル「メリー・クリスマス」)
古い作品なので日本でも何回となく放送されている。 そのように日本でも定番のようになっているので、何回も見たことがある作品とも思われる。
トムとジェリーのいつもの追いかけっこのドタバタに加えて、クリスマスならではの、最後にはほっこりと心温まるような展開もあるところがまたいい。
8分ほどの短い作品のため、これ1本だけを入手するというのは難しいが、右にも紹介した商品のように、かなりお値打ちな値段で他の作品も楽しめるので、ある意味お得と思われる。(Amazon Prime Video のエピソードレンタルもあるが他の2話とセットで770円もするので…)
トムとジェリーが好きな人は左の商品を。クリスマスのいろいろなエピソードでクリスマスを堪能したい方は右の商品がオススメ!
特に右側の商品は、そのちゃちなカバーの見た目に反して、ディズニーの、これまたクラシックと言われる、私が特にお勧めしたい初期の頃のミッキー関連の素晴らしいクリスマスエピソードが満載だ。
追記:
ちなみにこちらのDVDにも「The Night Before Christmas」が入っていました。タワレコのページで確認済み。
32話も入っているので、どれがお得に感じるか…という感じでしょうね。
この作品はトムとジェリーの3本目の短編で1941年に制作され、その年のアカデミー賞にノミネートされた。しかし残念なことにミッキーマウスに賞はとられてしまった。
アカデミー賞にノミネートされるくらいなので、TVシリーズとは違った、重厚なつくりで、映像もかなりのクリスマス感に溢れている。この短編1本でもクリスマスの雰囲気を味わうのに十分だ。
ちなみに原題の「The Night Before Christmas」は日本名でも「クリスマスのまえのばん」(別題「サンタクロースがやってきた」)と言う名前でよく知られた、1823年に発表された有名な英語の詩のタイトルだ。
あまりにも有名なので、多分アメリカ人でこの詩を暗記してない人はいないと言っても過言ではない位、アメリカでは「クリスマスと言えばこの詩!」と言うほどの有名な詩だ。
ちょっと面白い話だが、この英題の「The Night Before Christmas」もある意味間違いで、ほんとうのタイトルは「A Visit from St. Nicholas(聖ニコラスの訪問)」(これが先ほど記した別題「サンタクロースがやってきた」)なのだ。
しかし、この詩が「(Twas )the Night Before Christmas」と言う文で始まっていることから、アメリカでも「The Night Before Christmas」という詩として広く広まってしまったのだ。
そしてこの出だしがあまりにも有名で、クリスマスの前の日を表現するのに適切なことから、このフレーズが多くのアニメやクリスマス関連のドラマや映画などでも度々使われている。
その他にも「The Night Before Christmas」 と言う題名の本も多く出版されている。一応こちらにその原文の詩の全文が掲載されている外部サイトを紹介するので、興味がある方はそちらも見てみては?
'Twas the Night Before Christmas: Full Text of the Classic Poem
それなのに、なぜ日本語タイトルを単純な「メリー・クリスマス」にしてしまったのか、不思議と同時に残念でならない。
多分当時の日本では「メリー・クリスマス」位にしないとほとんどの日本人が理解できない、と考えられたからかもしれない。
トムとジェリーはこの作品以外にも面だったものでいくつかのクリスマス作品を発表している。
「Tom and Jerry Tales(トムとジェリー テイルズ)」(2006年〜2008年放送)のエピソードの1つで、「Ho Ho Horrors(クリスマス騒動)」
「The Tom and Jerry Show(トムとジェリー ショー)」(2014年放送)のエピソードの1つで、「The Plight Before Christmas(クリスマスの約束)」
もしくは
Amazon Prime Video レンタル から
いずれもやや入手困難で、Amazon Prime Videoからのレンタルで見るしか方法がないようだが、下記2作品ならば上映時間も長く比較的最近の作品なのでDVDで入手することが可能だ。ちなみに私は「サンタの小さなお手伝いさん」は「購入予約」までして買いました。
「くるみ割り人形」は一応クリスマスの風物詩だが、そこまでクリスマスを感じられるエピソードではないと思う。
他の作品もどれも悪くはない。今回紹介した本作品は、たかだか10分位の作品なのだが、しかしやはりどの作品も到底それには及ばないと思ってしまう。
個人的に順位をつけるならば、「The Night Before Christmas(メリー・クリスマス)」→「Ho Ho Horrors(クリスマス騒動)」→「サンタの小さなお手伝いさん」→「The Plight Before Christmas(クリスマスの約束)」→「くるみ割り人形」という順番だろうか。
よく言われる言葉で、良い意味で、機械でも建物でも「昔だからあんなものが作れた」と言う言葉がある。
現代の方が技術も進化しているし、いろんな意味での資源も豊富なので、それはある意味不思議な気もする。
昔は物のない時代だったので、昔の人は精魂込めて作品を作ったから、昔の人の方が辛抱強く我慢強かったのでそれだけの精神を注ぎ込めたからなのか?真のところは分からないが、 私もその言葉に共感する時がある。
この作品もそんな昔だから作れたと言う名作。古き良き時代のアメリカ・アニメです。
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