WYSIWYGに由来する? なぜコンピュータ上の解像度は72dpiなのか?
WYSIWYG(ウィジウィグ)/WYSWYG(ウィズウィグ)とは?
WYSIWYG(ウィジウィグ)とは、What You See Is What You Get(見たままがそのまま得られる)の頭文字をとったもので、画面に表示されているものと印刷結果が一致するよう(特に大きさが同じになるよう)に表現する技術のことです。
「is」を外したWYSWYG(ウィズウィグ)と呼ばれることもあります。
「え?そんなの当たり前じゃん?」 と思うかもしれませんが、昔はそれを実現するのが大変なことだったのです。
なぜWeb上の写真やモニターに表示する媒体は72dpiなのか?
なぜWeb上の写真やモニターに表示する画像は72dpiで設定されていることが多いのか?と言うと、このWYSIWYGを最初に実現したとされる時のMacのモニターの解像度が72dpiだったので、ピクセル画像解像度も同じ72dpiになった事に由来します。
WYSIWYGを72dpiのモニターで実現できたので、その時からコンピューター上の画像やモニターに表示する媒体は72dpiを正とする(?)となり、その考えがいまだに引き継がれているのです。
ちなみにこの72dpiと言うのは、72dpiであればコンピューター/モニター上に指定したピクセルサイズで表示する時にキレイに表示される、と言う保証値のようなもので、当然それ以下の数値でなければ、何dpiで設定してもコンピューターで表示するにはなんの問題ありません(関係ありません)。
よって作成する画像が明らかにコンピューター/モニター上のみの使用に限定されるのならば、 わざわざそれ以上のdpiで設定してムダな容量を余分に食う必要はない、という観点から基本は72dpi以上に設定する必要はないでしょう。